ゲルマンの系譜

ローマトータルウォーTotal Realism Mod ゲルマン民族プレイリポート

本リプレイ(?)はTotal Realism Mod Ver6.3でお届けしております。



伺かのキャラ達が織りなす歴史の世界へようこそ。
それではごゆるりと・・・・・
(注:プレイ自体は本物ですが、基本はネタです。そのつもりでよろしくお願いします。)



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境界に存在せし者 リリス
「はじめまして……
私はリリスという、この狭間の世界に住まう者です…
以後お見知り置きを………。」


老竜 エルサー
「私はエルサーという者ですじゃ。
なんでも世間一般ではドラゴンとか竜とか呼ばれている存在らしいですが……
まぁ、私もここの住人ですので、よろしくお願い致しますじゃ。

さて……今宵はいかなるご用件で?
リリス様?」


「なんでも、マスターが仰るには、
古代には文字を持たない民族がこの地球上に存在したそうです……。
よって彼らは、自分達の記録の多くを残してはいません……

今回は、そんな彼らの奮闘ぶりを、この水鏡で追ってみようかと思い立ちまして…。」


「なるほど……
案外おもしろいやも知れませぬ……
では早速?」


「はい、では早速………。」















紀元前270年代
ゲルマニアにて…
ゲルマン民族は周辺部族の平定を終えようとしていた…


兵うにゅう
「族長!周辺地域の制圧は順調であります!」


アドリブ・ヒトラ総統
「うむ、流石は我等がゲルマン民族よ
周辺の民度の低い蛮族どもに引けはとらんな。

・・・しかし、兵うにゅう・・・・・
族長はやめんか!族長は!」


「はっ!
申し訳ありません!
アドリブヒトラ総統閣下!

しかし・・・・
一時はどうなるかと思いましたね…。


「まったくである…。
4号戦車はおろか、パンターやティーゲルはないし、
ストゥーカーもないのだ・・・・・・。
あまつさえ、UボートやSボートも無いときている・・・・。
まったく、本当にここはゲルマニアか?」


「今一実感が沸きませんが、ゲルマニアのようであります。」


「うむ、ならばこの我々の手で、大ドイツ帝国を築き上げるのみ!
ゆくぞ!」


「はっ!
卍(まんじ)クロイツにかけて!
ジークハイル!」


「まずは現状把握である!
現在の戦況を知らせよ。」


「はっ!
現在わがゲルマン民族には、交戦国はありません、
そして、わが国の盟友にガリア民族がおります。

また、世界情勢としましては・・・・・。」


「めんどい。
近場の世界情勢のみ伝えよ・・・・・。」


「(め、めんどいって・・・・・)
はっ!
近隣地域ですと、現在マセドニア王国とトラキア部族が着々と勢力を拡大中
マセドニアとトラキアはイリリア部族と交戦中であります。
また、ローマとガリアは中立状態です。」


「ふむ・・・・
マセドニアとトラキアの関係はどうなっておる?」


「同盟関係にあるようです。」


「よし、ならばすぐに、外交使節団を派遣し、
マセドニア、トラキアと同盟を結ぶのだ!
そして、イリリア包囲網を形成するのだ!」


「はっ!
了解であります!」


「ふははははは!
完璧ではないか!
ところで、マセドニアからの返事はまだか?」


「はっ・・・。
急がせてはいるのですが、何せゲルマニアは田舎ですので、
距離が・・・・・・・・」


「なにぃ!!
ゲルマン人の住まう土地が田舎だと〜!
ばかものっ!
飛行機なり、鉄道なり、自動車なりを使わんか!」


「む、無茶をいわないでください!
ゲルマニアではローマ街道を作ることすらままならないんですよ〜」


「うむ、やればできるではないか。
これで東方と西方の脅威は去ったな・・・・。
(同盟国が三ヶ国か・・これでイリリア地方とり放題・・・・。)」


「(・・・火事場泥棒?)
え〜総統閣下。
とりあえずいかが致しましょう?」


「うむ、軍団を編成し、南下させよ、目標はイリリア地方である!
近隣の反乱勢力にも容赦はするな!」


「はっ!」





数年後の紀元前265年




「総統閣下大変であります!!!」


「なんだ騒々しい・・・・・
わしは領土拡張に忙しいのだ・・・・・・
お前は戦争経済という言葉を知っているのか?
いいか・・・・。」


「そ、それどころではありません!!
マ、マセドニアとトラキアが戦争状態に突入いたしました!!!」


「なにぃ〜!!
貴様、何故それを早くいわんのだ〜。」

ゲシゲシ!


「あーーー
兜がヘコんでしましますっ!
それ以上はご勘弁を〜

と、とりあえず、マセドニアに味方するのか、
トラキアに味方するのかを決定しなくては・・・・。」


「そうであったな・・・・・・・
・・・・マセドニアっと。」

ぽちっ


「あー、速攻強い方に味方してる〜。」


「やかましい!!
こうでもせんと、我がゲルマン民族の現有戦力では、
生き残れんのだ〜。

あのマセドニアのペゼタイロイの大軍がみえんのか〜!!」

こんなん出ましたけど〜


「当座の危機は去った・・・・・
さてと南下政策の続きを・・・・・・・。」


「え〜、総統閣下・・・・。
まことに残念なお知らせが・・・・・。


ギロリ・・・・

「なんだ?
事によってはローマ式の10分の1刑だぞ?」


「あー勘弁してください!
それだけはっ!」


「いいから早く言わんかっ!!」


「はい・・・・・。
イリリア部族がマセドニアとトラキアの猛攻によって、
先ほど滅亡いたしました・・・・・・。」


「わしの南下政策を!!!
南下中の軍団をどうしてくれるんじゃ〜!!!」


「ひぃ〜!!!
おたすけーーーーーーー!」




それから年月は経ち
紀元前260年




「とりあえず南方へ行った軍団は、
イタリア北部の反乱勢力の地域を制圧・・・・・・か。
まぁこれでよしとするか。」


「怪我の功名ってやつですかね・・・・。

おや?
なんか、マセドニアからニュースが届いてるみたいですよ?」


「うむ、読み上げよ。」


「はっ。
えー、この度マセドニアはガリアに宣戦を布告せり・・・・・」


「なっ、なんだって〜!!!」


「い、イカがしましょうか?」


「なに、イカがどうしたと?
えーい、そんなことはどうでもよい!!
ともかく、これで、南方の超大国に味方するか・・・・
それとも、ど近の国の味方をするか・・・・・
・・・・・・・
マケドニア・・・・
ぽちっとな・・・っと。」


「またこのオチか〜!!!」

国際社会は、かくも複雑なのだ!


「しかも、いつの間にか、マセドニアはギリシア都市同盟と休戦してるし・・・。」


「(外交状況キチンと確認してない閣下が悪いのでは?)
ともかく・・・・これでガリアとは中立になってしまったであります・・・・。」








それからわずか1年後
紀元前259年夏

悲劇は起こる
















( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)












「しょえ〜〜〜!!!!」


「総統閣下!!
ガ、ガリア民族が戦争を仕掛けてきました!!
もっとも西にある町が包囲されております!!!」


「見ればわかるわっ!!!

ええーい、ものども
反撃じゃ〜!!
至急、近隣の反乱軍討伐用の軍団をかき集めろ〜!!!」




「総統閣下!!!
敵進入軍に対して攻撃するのに、一歩足りません・・・・・」


「ぬわぁにぃ〜!!!
えーい冬のターンに攻撃だ〜!!
まってろよ
ハァ ハァ・・・・。」


「ハァハァすんな〜!!」





しかし紀元前259年冬

奇跡(?)が起こる



「閣下!!!
ガリア民族が停戦を求めています!!」


「はぁぁ??????
なにいってんの?
先に戦端開いたのそっちでしょ??」


「と・・・・・・
ともかく、停戦の使者が・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ニヤリ)
いいだろう、受けよう。」


「えっっ?
受けるのでありますか?」


「意外か?」


「はっ!
いえ・・・・その・・・・・・。」


「なに、このまま少ない現有戦力でズルズルと
ガリアとの西方の戦争に引き込まれるよりも良い方法がある。

こちらの掴んでいる情報では、マセドニアとトラキアは、
今現在戦闘は拮抗している・・・・・。
ならば対トラキア用の防衛戦力の半分を西方に移動させるまでの
時間が欲しいところよ・・・・・・・。」


「なるほど・・・・。
(流石に腹黒い・・・・・)」


「よしっ!!
ガリアとはとりあえずの停戦だ!!

首洗って待ってろよ!!」


「まるっきり悪役ですね・・・・・。」


・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
・・












「・・・・・・意外と近代の思想に通ずる人々が多かったようですね。
この地域の人々は・・・・・。」


「意外や意外・・・・・・・
人間も案外馬鹿にはできませぬのぅ・・・・・・・。

今宵はここまでですかな?
リリス様?」


「はい・・・・。
彼らの運命はどこへ行くのか?
彼らの想いはどこを見ているのか?
・・・・・・それは彼ら次第なのです・・・・。
少なくとも、神に帰依する以前の、
神々と共にある人々
ならばなおの事・・・・」


「人は終わりを、結末を常に求めるものです・・・・。
しかし、旅の終わりはその人次第なのですじゃ・・・・・・。」


「では、舞台に携わる人々以外には暫しのお別れを・・・・・。」





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